ドローン撮影に必要な機材

ドローン撮影には、主に以下の機材が必要です。

ドローン本体

ドローン本体がなければ撮影はできません。ドローンには産業用と個人向けの2種類がありますので、空撮用なら個人向けのドローンを用意してください。機体の重さや大きさによって、必要な登録や飛行申請が異なりますので注意が必要です。

送信機（プロポ）

ドローンを操縦するためには、送信機が必要になります。通信機はスティック型のコントローラーを備えているのが一般的です。指先に合わせて感覚的にドローンを操縦できることから初心者でも扱いやすくなっています。

タブレット（スマートフォン）

中にはタブレットやスマートフォンを使用してドローンを操縦するタイプの製品もあります。専用アプリを端末にダウンロードし、ドローン本体やカメラを遠隔操作することで撮影可能です。

カメラ

ドローンによってはカメラが付属していない製品もあります。ドローンにカメラが付属していない場合は別でカメラを用意してください。空撮向けドローンのカメラは、主にフルHDか4Kの2種類あります。値段は高くなりますが、高画質の映像にこだわりたい人は4Kのカメラがおすすめです。

SDカード

ドローンに搭載されているカメラを使う場合は、画像や動画データの保存にSDカードが必要です。SDカードは家電量販店でも購入できます。当日に忘れないよう、事前にSDカードを挿入しておいてください。

バッテリー

ドローンはバッテリーから電源を供給することで飛行します。長時間ドローンを飛ばすことをお考えでしたら、予備のバッテリーも用意しておくのがおすすめです。

ドローン操縦で知っておくべき制度

ドローンを飛行させるにあたっては、以下の制度を理解しておく必要があります。

ドローン登録制度

2022年6月20日より、100g以上の重量を持つドローンについては登録が義務化されました。国土交通省のWebサイトより機体情報や所有者情報を登録可能です。機体には、登録番号を表示させなければなりません。

ドローン飛行許可制度

空港周辺や150m以上の上空などの「特定飛行」の条件に該当する飛行は、国土交通大臣の許認可を得る必要があります。国土交通省の「ドローン情報基盤システム」から手続き可能です。

ドローン操縦ライセンス制度

2022年12月からはドローン操縦の国家資格が設立されました。ライセンスは一等と二等に分かれています。一等ライセンス保有者は有人地帯の目視外飛行が可能であり、二等ライセンス保有者は事前申請なしで一定の飛行が可能です。

初心者向けドローン撮影のポイント

初心者がドローン撮影をする場合は、以下のポイントを押さえることが大切です。

機体の速度を一定に保つ

ドローンの飛行速度を一定に保つことで、きれいでカクつきのない映像を撮影できます。撮影する場所を決めたら、撮り終わるまではコントローラーのスティックを固定することが大切です。

構図を意識する

ドローン撮影をする際には、全体の構図を意識する必要があります。機体によっては、グリッド線を表示させ、画面の構図配置を容易に行うことが可能です。

ジンバルを活用する

ジンバルはドローンのカメラが揺れを感知した際に、水平状態を保つように働きます。ジンバルが付属されているドローンの場合、機体が斜めになったり揺れたりしても、カメラがぶれずに安定した状態で撮影が可能です。

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